百人一首の意味と覚え方TOP > 世の中よ道こそなけれ思ひ入る

世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

皇太后宮大夫俊成(こうたいごうぐうのだいぶとしなり)

よのなかよ みちこそなけれ おもひいる
やまのおくにも しかぞなくなる

歌の意味
この世の中には、辛いことから逃れる道はないのですね・・・・
深く思いつめ決心して分け入った、人のいない山奧にも辛いことがあるらしく
鹿が悲しげに鳴いているようですよ・・・・
解説
俊成は、藤原家の全盛時代を築いた「藤原道長」の子孫ですが、
政治的には高い位に就くことができませんでした。
しかし、歌人としての評価は極めて高く、
「千載集」という歌集をまとめたことでも有名です。
思ひいる=「思ひいる(決心する)」と、山に「入る」の掛詞。

覚え方

  • 世の中「夜」(が最高) 山の奥に夜放置プレイされると超興奮する
※世の中シリーズは、あと一つ→よのなかは・・・・あまのおぶねの
よのなかよ やまのおくにも