百人一首の意味と覚え方TOP > あひ見ての後の心にくらぶれば

あひ見ての後の心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり

あひ見ての 後の心に くらぶれば
昔はものを 思はざりけり


権中納言敦忠(ごんちゆうなごんあつただ)

あひみての のちのこころに くらぶれば
むかしはものを おもはざりけり

歌の意味
恋しくてたまらなかったあの人。
でも、思いが叶って、ともに一夜を過ごした後の悩ましくて切ない気持ちに比べたら
あのころの恋しさなど、まったく恋しさのうちに入りません。
一言解説
権中納言は身分。本名は藤原敦忠。
これは、ハンサムでプレイボーイだった敦忠が、一目ぼれした女性に送った歌。
あひ見ての=「あふ」「みる」どちらも男女の関係(契り)を結ぶの意味。
同時に使い強調。

覚え方

  • 愛美(あいみ)手のひらがなくなっちゃった~昔はものをつかむことが出来たのに・・・
 ※楳図かずおや伊藤潤二のホラー漫画のイメージで。
あひみての むかしはものを