百人一首の意味と覚え方TOP > 山川に風のかけたるしがらみは

山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり

山川に 風のかけたる しがらみは
流れもあへぬ 紅葉なりけり

春道列樹(はるみちのつらき)

やまがわに かぜのかけたる しがらみは
ながれもあへぬ もじぢなりけり

歌の意味
深い山中の谷川に、風がかけた「しがらみ」
よく見ると、はげしい川の流れもせき止めるほど、
水面いっぱいに散り積もった、もみじでありましたよ・・・・
解説
春道列樹は、この句以外、ほとんど作品が世に出ていない無名の歌人です。
しがらみ=川の水をせき止めるために竹などで作られた柵。
※山川の読み方に注意
「やまがわ」だと山中を流れる谷川、「やまかわ」だと山と川を意味する。

覚え方

  • 山川に 流れる
やまがわ ながれもあへぬ