百人一首の意味と覚え方TOP > めぐりあひて見しやそれともわかぬまに

めぐりあひて見しやそれともわかぬまに 雲がくれにし夜半の月かな

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに
雲がくれにし 夜半の月かな

紫式部(むらさきしきぶ)

めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに
くもがくれにし よわのつきかな

歌の意味
長い間会わなかったあの人を、偶然お見かけしたけれど
その人かどうかはっきり確かめる間もなく、真夜中の月が雲に隠れてしまうように
行ってしまいましたよ・・・・・
解説
紫式部は「源氏物語」の作者で、平安時代を代表する女流作家。
夫が死んだ30歳のころから源氏物語を書き始めたと言われています。
宮中では、和泉式部赤染衛門と共に
一条天皇のお后「彰子(しょうし)」に仕えていました。
本名はよくわかっていませんが「藤原香子(かおりこ)」という説が一番有力です。

覚え方

  • 目ぐりぐりあいて悶絶してます 蜘蛛がくれた毒のおかげで
めぐりあひて くもがくれにし