百人一首の意味と覚え方TOP > ほととぎす鳴きつる方をながむれば

ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる

後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)

ほととぎす なきつるかたを ながむれば
ただありあけの つきぞのこれる

歌の意味
ホトトギスが鳴いたと思って、そちらの方を見ると
すでに鳥の姿は、どこにもなく
ただ、夜明けの空に月が一つ残っているだけであった。
解説
平安貴族は、ホトトギスの声を聞くのがとても好きでした。
ホトトギスは朝にならないと鳴かないため、徹夜して朝を待って
第一声を聞くのが風流とされていました。
ホトトギスは俳句や詩に最も多く詠まれている鳥です。
有明の月=陰暦の16日以降の月で、夜が明けてもまだ空に残っている。

覚え方

  • ホトトギス ただで有明コロシアムに入っちゃってるよ
ほととぎす ただありあけの