百人一首の意味と覚え方TOP > 吹くからに秋の草木のしをるれば

吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ

吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を あらしといふらむ

文屋康秀(ふんやのやすひで)

ふくからに あきのくさきの しをるれば
むべやまかぜを あらしといふらむ

歌の意味
山から風が吹き降ろすと、すぐ秋の草木がしおれてしまいます。
なるほど、それで山+風=嵐なのですね。
解説
平安時代に流行した、漢字を歌に詠む「ことば遊び」の句です。
文屋康秀は、身分の低い役人でしたが、どんな男性も相手にしなかった
絶世の美女「小野小町」を旅行に誘って、OKの返事をもらった珍しい人。
ただ、実際に旅行に行ったかどうかは記録に残っていません。
あらしといふらむ=あらしは「嵐」と「荒らし」の掛詞。

覚え方

  • 服から匂いが・・・ やむべ~
 ※臭いって言われちゃうよ、やべぇ~
ふくからに むべやまかぜを