百人一首の意味と覚え方TOP > 難波江の葦のかりねのひとよゆえ

難波江の葦のかりねのひとよゆえ みをつくしてや恋わたるべき

難波江の 葦のかりねの ひとよゆえ
みをつくしてや 恋わたるべき


皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう)

なにわえの あしのかりねの ひとよゆえ
みをつくしてや こひわたるべき

歌の意味
難波の入り江に生えている、葦の刈り根の一節(ひとよ)のように・・・・
ほんの短い一夜(ひとよ)をあなたと過ごしたばかりに、
私はこの先ずっと難波の「みおつくし」のように、身を尽して、
あなたのことを恋し続けなければならないのでしょうか・・・・・
解説
葦の「かりね」=「仮寝」と「刈り根(切り株)」の掛詞。
ひとよゆえ=「一節(ひとよ)」と「一夜」の掛詞。
みをつくし=「澪標(みおつくし)」と「身を尽し(恋の為に身を滅ぼす)」の掛詞。
澪標(みおつくし)は、船の道しるべとして水の深いとことに立てられた杭。
澪標を詠んだ歌はもう一つある→わびぬれば

覚え方

  • 難波への新幹線の中 みを「つくしてつや」が食べている
 ※つくしさんシリーズは、もう一つ→ わびぬれば・・・・みをつくしても
なにわえの みをつくしてや