百人一首の意味と覚え方TOP > 筑波嶺の峰より落つるみなの川

筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる

筑波嶺の 峰より落つる みなの川
恋ぞつもりて 淵となりぬる


陽成院(ようぜいいん)

つくばねの みねよりおつる みなのがわ
こいぞつもりて ふちとなりぬる

歌の意味
筑波山の峰から流れ落る水が、やがてみなの川となり、
最後は深い淵(霞ヶ浦)となるように、
人知れずあなたを思う私の恋心も、積もり積もって、
いまでは深い淵となってしまいました。
解説
陽成院は、姉のようにしたってきた親戚の女性にずっと恋をしていました。
その愛の深さを詠んだのがこの歌。恋は結ばれ、最終的に2人は結婚します。
筑波嶺=筑波山。かつては男女交際の場として有名だった。
みなの川=筑波山のふもとを流れ、霞ヶ浦にそそぐ川。現・桜川。

覚え方

  • つくばエクスプレス 早くこい
つくばねの こいぞつもりて