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誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに

誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに


藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

たれをかも しるひとにせむ たかさごの
まつもむかしの ともならなくに

歌の意味
一体、今では誰を友達として、すごしたらよいのだろうか?
共に長生きしているのは、この高砂の松だけになってしまった。
しかし、その松でさえ、昔からの友達ではないのだから・・・・
解説
年を取って、仲のいい友人が次々に死んでいく、さびしさを詠った歌。
高砂(兵庫県高砂市)は松の名所として、古来から俳句に読まれているところ。
松は、どの季節も常に緑の葉をつけているため、長生きの象徴とされてきました。

覚え方

  • たれをカモにかければ マツモトローの昔の味
 ※マツモトローは、日比谷に古くからある有名な洋食レストラン。
たれをかも まつもむかしの