百人一首の意味と覚え方TOP > 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば

玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする

式子内親王(しょくしないしんのう)

たまのおよ たえなばたえね ながらへば
しのぶることの よわりもぞする

歌の意味
わが命よ、なくなってしまうなら、なくなってしまってもよい。
このまま生きながらえていると、ますます恋心が強くなって、
心に恋を秘める力が弱まり、周りにわかってしまうと困るから。
解説
式子内親王は、後白河天皇の第三皇女として生まれ、
賀茂神社の斎院(神に仕える未婚の皇女)としてすごしました。
一生独身だった彼女が、絶対に叶わない恋の気持ちを詠んだ歌。
玉の緒=玉は魂。へその緒のように、魂を身につないでおく緒のこと。

覚え方

  • 金玉の衝撃オヨヨ しのぶことのできない苦しさ
たまのおよ しのぶることの