百人一首の意味と覚え方TOP > 田子の浦にうち出でて見れば白妙の

田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ

田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ


山部赤人(やまべのあかひと)

たごのうらに うちいでてみれば しろたえの
ふじのたかねに ゆきはふりつつ

歌の意味
田子の浦の海岸に出て、はるかかなたを見渡すと
富士の高嶺に、真っ白な雪が降り積っている風景が、とても美しいことよ
解説
山部赤人は、身分は低いが、歌の才能で天皇に仕えた宮廷歌人。
柿本人麻呂と共に「山柿」(さんし)と呼ばれ、歌の神様と称えられていました。
田子の浦=現在の田子の浦ではなく、蒲原、由比方面の海岸。

覚え方

  • 凧(たこ)の裏に 富士の絵
たごのうらに ふじのたかねに