百人一首の意味と覚え方TOP > 滝の音は絶えて久しくなりぬれど

滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ

大納言公任(だいなごんきんとう)

たきのおとは たえてひさしく なりぬれど
なこそながれて なほきこえけれ

歌の意味
嵯峨天皇が愛した大覚寺の滝。
この滝を流れる水の音が聞こえなくなってから、長い年月が経ちました。
でも、すばらしい滝だったという評判だけは流れ伝わり、
今でも広く世間に知れわたっていますよ。
解説
京都市右京区嵯峨にある「大覚寺」は、嵯峨天皇の離宮で、
外には立派な滝があったそうです。でも、この歌が作られた二百年後の時代には
すっかり水が涸れていました。その情景を藤原公任が詠んだ歌。

覚え方

  • (日本の)滝の音は な(んだよ)こそ(こそ)ながれて ナイアガラみたいにドバっと来いよ
たきのおとは なこそながれて