百人一首の意味と覚え方TOP > 住の江の岸に寄る波よるさへや

住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ

住の江の 岸に寄る波 よるさへや
夢の通ひ路 人目よくらむ


藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

すみのえの きしによるなみ よるさへや
ゆめのかよひじ ひとめよくらむ

歌の意味
住之江の岸に寄せては返す波のように、昼も夜もあなたに会いたいのです。
それなのに、昼はもちろん夜見る夢の中でさえ、人目をさけて会ってくれません。
なぜそんなに人目をさけるのですか?(私のことが嫌いになったのですか?)
解説
藤原敏行は、歌だけでなく書の腕前も一流で、宇多天皇のお気に入りでした。

覚え方

  • 墨の絵の 夢のような美しさ
すみのえの ゆめのかよひじ