百人一首の意味と覚え方TOP > しのぶれど色にいでにけりわが恋は

しのぶれど色にいでにけりわが恋は 物や思ふと人の問ふまで

しのぶれど 色にいでにけり わが恋は
物や思ふと 人の問ふまで


平兼盛(たいらのかねもり)

しのぶれど いろにいでにけり わがこいは
ものやおもふと ひとのとふまで

歌の意味
あの人を思う気持ちを、誰にも知られないようにと、
じっと包み隠してきましたが、とうとう隠し切れずに顔色に出てしまいました。
恋に悩んでいるのですかと、人から聞かれるまでに・・・・・
解説
当時から貴族や民衆に愛されてきた日本の恋の歌の代表格のような存在です。
村上天皇の前で行われた歌合せの時、
「恋」というお題で、壬生忠見と平兼盛が競い合いました。
勝負は、この歌を詠んだ兼盛の勝利。
この時の勝負で壬生忠見が詠んだ歌も百人一首にありますこいすてふ

覚え方

  • 忍ぶ者(忍者)
しのぶれど ものやおもふと