百人一首の意味と覚え方TOP > 浅茅生の小野の篠原しのぶれど

浅茅生の小野の篠原しのぶれど あまりてなどか人の恋しき

浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど
あまりてなどか 人の恋しき


参議等(さんぎひとし)

あさじうの おののしのはら しのぶれど
あまりてなどか ひとのこいしき

歌の意味
まばらに幼い茅(ちがや)が生えている野の篠原・・・・・
その篠原の「しの」という言葉ではないが、私はしのんできたのです。
もう我慢できません。どうしてあなたがこんなに恋しいのでしょう。
一言解説
しの原の「しの」と「しのぶ」という自分の気持ちをかけた歌です。
(小)野の篠原の(小)は、語呂合わせの接頭語で、意味はありません。
篠原=細い竹の生えている原っぱのこと
浅茅生(あさじう)=幼い茅(秋に穂がなるイネ科の植物)の生えている場所
篠原の中の茅が、風でざーっと揺らめく様は、風流で
古くから日本人にとても愛されている景色です。

覚え方

  • あさじうは あまりない チェジウには 
 ※ジウしか似てません・・・
あさじうの あまりてなどか