百人一首の意味と覚え方TOP > 君がため春の野に出でて若菜つむ

君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ

君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ


光孝天皇(こうこうてんのう)

きみがため はるののにいでて わかなつむ
わがころもでに ゆきはふりつつ

歌の意味
あなたに差し上げようと思って、若菜を摘んでいる私の袖に、
早春の雪が、しきりに降りかかっています。
こうして苦労して摘んだ若菜なので、
どうか召し上がっていただけるとうれしいのですが・・・
解説
光孝天皇は若いころは、時康親王と呼ばれ、ハンサムで人から好かれる好人物でした。
「源氏物語」の光源氏のモデルは、彼ではないかという説もあります。
若菜=若菜を摘むといえば、一般的には「春の七草」を採ることを意味します。

覚え方

  • 君が肥溜めに落ちたのでビンタはる わが衣にうんこが飛び散ったから
 ※下の句が似ている→あきのたの・・・・わがころもでは
きみがため・はる わがころもでに