百人一首の意味と覚え方TOP > 君がため惜しからざりし命さへ

君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな

君がため 惜しからざりし 命さへ
長くもがなと 思ひけるかな


藤原義孝(ふじわらのよしたか)

きみがため おしからざりし いのちさへ
ながくもがなと おもひけるかな

歌の意味
今まで私は思っていました。
あなたに会うためなら、この命も惜しくはないと・・・
でも、こうしてあなたに会えた今は違います。
末永く生きたい・・・この幸せをいつまでも失いたくない・・・
解説
藤原義孝は、謙徳公の息子で、双子の兄・挙賢とともに、ハンサムでしたが
殺される動物がかわいそうで肉が食べれないほど、心の優しい人だったようです。
21歳の時、天然痘にかかり、兄と同じ日に亡くなりました。

覚え方

  • 君が肥溜めに落ちそうになったので押す 長く入ってろ
 きみがため・おし ながくもがなと