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奥山にもみぢ踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき

奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき


猿丸大夫(さるまるだゆう)

おくやまに もみぢふみわけ なくしかの
こえきくときぞ あきはかなしき

歌の意味
奥深い山の中で、降り積った紅葉をかき分けながら、
妻をしたって鳴いている、鹿の声を聞くと、
秋はひとしお、哀しい思いがすることだなぁ~
解説
この歌は、古今和歌集では「読み人知らず」(作者不詳)とされています。
猿丸大夫は、実存していない架空の人物である可能性が高く、
誰か有名な歌人のペンネームではないか(柿本人麻呂?)という説や、
作者不詳のうまい歌に、彼の名前がつけられているという説もあります。

覚え方

  • 奥山佳恵の 声聞くときぞ (テレビで)二度とない
※奥山佳恵は、90年代によくテレビに出ていたタレント。
おくやまに こえきくときぞ