百人一首の意味と覚え方TOP > 憂かりける人を初瀬の山おろしよ

憂かりける人を初瀬の山おろしよ はげしかれとは祈らぬものを

憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ
はげしかれとは 祈らぬものを


源俊頼朝臣(みなもとのとしよりあそん)

うかりける ひとをはつせの やまおろしよ
はげしかれとは いのらぬものを

歌の意味
遠いところへ行ってしまった、冷たいあの人の心を、
そよ風のように、こちらに吹き寄せてほしいと、長谷の観音様にお願いしたけれど、
初瀬山から吹き降ろす風よ、あんなにも激しく吹いてくれとは祈らなかったはずだよ
解説
奈良県・初瀬山の長谷観音にお参りに行った時、
離れてしまった彼女の心をその風のように吹き寄せてほしいとお祈りしたところ
初瀬山から冷たい山風が吹いてきた(泣)・・・・という体験を詠んだ歌。

覚え方

  • う(んこ)カリー蹴る (ここまで匂いが)はげしカレーとは・・・・・
うかりける はげしかれとは