百人一首の意味と覚え方TOP > あふことの絶えてしなくはなかなかに

あふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をもうらみざらまし

あふことの 絶えてしなくは なかなかに
人をも身をも うらみざらまし


中納言朝忠(ちゅうなごんあさただ)

あふことの たえてしなくは なかなかに
ひとをもみをも うらみざらまし

歌の意味
男と女が愛し合う。
そんなことがこの世になければ、冷たいあの人を恨んだり、
自分の意気地なさを嘆いたりすることもないだろうに・・・・
一言解説
中納言は身分で、本名は藤原朝忠。
朝忠は、容姿があまり冴えなくて、もてない人だったようです。
あふ=男女が関係(契り)を結ぶこと
人をも身をも=人は相手の女性、身は自分のこと。

覚え方

  • 肌にあふことがないと(あわないと) 秘湯も身をほろぼす
あふことの ひとをもみをも